ランサーズで実際のコンペに提案してみる
1からの続きです。ランサーズの概要がわかったところで実際のコンペに提案した例を挙げてみます。
1.公開(普通の)案件
募集期間中も“他者の提案が見える”タイプです。
↓スクロールすると…
締め切り前にも関わらず提案デザインを全て見ることができます。つまり他の提案者の手の内がわかってしまうので、それらの傾向を踏まえて後出しジャンケン方式でデザインすることができます。これは、やりやすい!でもそれでも負ける自分って…!まあそれは仕方ないとして。
とりあえず提案!
締め切り期限も迫っていたので他社の傾向と対策を練りつつ、急ぎ1案だけ提案しました。
さて、募集期間は残り2日ほどなので結果を待ちましょう、と思ったら…
予想外の募集期間延長
募集期間終了めがけて急いでデザインしたのですが…クライアントさんの都合で期限が延長されたようです。つまり(私の提案も含めて)お気に召す提案が1個もなかったと…。こういう場合は1)改めて別の案を提案するか、2)そのまま放置するかの2択になりますが、私は圧倒的に2)の場合が多いです(当選した場合のギャラがものすごく高いなら1)の場合もありますが)。
ようやく真の募集期間終了
延期された期間も含めて募集が終わりました。
お互いの手の内がわかると言うことはそれだけ提案も目まぐるしく投稿される傾向があります(MOTTAINAI…)。それを避けるためか?ランサーズのコンペでは事項の「提案非公開」を採択されるクライアントが多い気がします。
それでは、当選結果を待ちましょう。結果・その後の対応などについては巻末で詳しく書いています。
2.提案非公開の案件
クライアントの意向により(より公正なコンペを開催するためか?)募集期間中は他者の提案が一切見えないタイプ。
提案
純粋にご依頼ページの情報だけを頼りにデザイン構想を組み立てて、提案してみました。
(画面は自分のアカウントでログイン中なので)自分のデザインが見えていますがこの段階で他者のデザインは一切わかりません。ある意味これが公正なコンペ案件と言えるのではないでしょうか!とりあえず募集期間が終わるまで待ちましょう。
募集期間が終了・全ての提案が閲覧可能に
募集期間が終了しました。
出揃いました。1でも書きましたが、勝つにせよ負けるにせよ他のデザイナーさんのデザインを見せて貰ってまさに勉強になる瞬間です。いや、もちろん勝ってギャラを貰いたいのですが。
さて、あとは当選結果を待つだけです。
本件の結果・その後の対応などについては巻末で詳しく書いています。
3.完全非公開の案件
「ランサーズでデザイン発注したことそのものを知られたくない」というクライアントさんのために「完全非公開」というケースがあります。
提案
見返りを求めず(いいえ)提案してみました。
募集期間が終了・他者の提案もわからない(はず)
募集期間が終了しました。
条件の意図からして、一切他者のデザインは見えないはずなのですが…
これは多分、システム的なエラーのような…。いや、一応コンペ参加者のみ他者のデザインがどんなのか確認できるようにしてくれているのか?
とりあえず当選結果を待ちましょう。
コンペの結果
1.公開(普通の)案件
残念ながらカスリもしませんでした。
2.提案非公開の案件
結果たまたま当選しました。
3.完全非公開の案件
次点の参稼報酬(銀◉メダル)のみ獲得しました。
参稼報酬はデザインの労力からしたら雀の涙の場合がほとんどですけど、それでも評価してもらえると嬉しいものです。
まとめ
今回、いくつかの条件で提案した例を書いてみましたがなんとなくその違いが分かったと思います。クラウドソーシングは従来型の顔を突き合わせた営業スタイルとは趣が少し違いますが、洗練されたシステムをうまく使えばクライアント・デザイナー双方にとってもメリットがあるように思えます。ぜひ色々な案件に挑戦してみてください。
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